2008年04月06日

4月の放送パート2 災害時の神戸市広報として撮影した映像を礎に世界へ発信。

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4月のトーク2 松崎太亮さん神戸市教育委員会職員
震災時の職場は、神戸市広報課。自分のできることは、その現状を記録することだった。
時間の流れの中で、震災の記憶が風化している。しかしこの経験やそこから生まれた知恵は、次世代に伝えるべきと考え、当時の震災映像や写真資料を活用した防災教育教材づくり(防災教育DVDや教員研修資料CD−ROMを作成)を行った。…映像のもつ力は大きい。
その製作過程の中で、単に作品を作るということではなく、実際に地域の人々と共にさまざまなプロジェクトを実施。その一つが、中学生と共に学ぶ地域防災学習防災福祉ジュニアチーム。
共に地域防災学習のカリキュラムをコンテンツ化しWEBにアップ。これをEラーニング講座「神戸と学ぶ防災市民塾」という富山インターネット市民塾のコンテンツとして掲載し、08.1神戸でスクーリングを開催した。
現在神戸で行われ、そして他地域にもそれを伝承した「学校と地域が連携する防災教育プログラム」を海外にも普及することも実施。
神戸で行われている学校・園での防災教育や、地域防災訓練を、海外の被災地に伝えに行っている。(アルメニア共和国、アルジェリア共和国等)それぞれの国・地域の独自の文化に合わせた、現地の人々 が主導となった防災教育カリキュラムづくりのお手伝いを行っている。これが被災地神戸の行える海外支援であると強く感じている。
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2008年04月05日

4月の放送パート1 災害時大きな力日常の自治会活動!

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4月のトーク1 藤澤福男さん 西御影自治会会長・連合会長、日本赤十字理事、元神戸御影中町郵便局長
この地域は最激震地域であり、JRの高架橋げたがすべて倒壊。国道2号より北へ避難するように口コミで情報が飛んだ。避難所となったのは、御影高校。しかし避難所に人が入りきらないうちに、この地域の海岸地域のMCターミナルから液化プロパンガスの漏洩が発見され、爆発の危険性が消防庁から伝えられた。やっと避難所にたどり着いた人々にさらに山手幹線より北の北御影小学校へと移動するよう伝達された。その避難民は6万人ともいわれ、黙々と避難する人々の移動するザ〜ザ〜という音が今でも耳に焼き付いている。
その避難する人々は、すべてがすべて移動できたかというと、そうではない。避難所には行かず、自宅に残っていた人も多く、また最初の避難で疲れ切ってしまった高齢者も多かった。
そういう取り残された人々へのケアに自治会の会長として対応した。
避難所には救援物資や情報が来るが、自宅にいる人にはそれらのものは届かない。
誰がどこに住んでいるのか、どこに高齢者の人がいるのか、また移動困難な人がいるということを把握できるのは、常日頃の自治会活動。これがあったからこそ、取り残された人々に対するケアが出来た。日常的な顔の見える関係がいかに大切であるか、次世代の子ども達に是非伝えたい。実際的にこの顔の見える関係を創れるのが、地域での祭り。東灘地域では、ダンジリを開催することで、地域のコミュニケーション力のアップを実感している。
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