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7月のトーク2 田村緑さん 元長田民生主任児童委員会長
平成6年1月から子供のことに関して民生員活動を始めた。
震災時には、実は大人たちが、子供達の笑顔で癒されていた。
自宅は基礎がずれてしまい全壊。しかし当時は屋根の瓦が一枚も落ちてないということで、中がぐちゃぐちゃでも外側から見て判断されて「一部損壊」という判定をされた。後で申し立てることも出来たが、ご主人が「うちは屋根がある」「ずれてるとはいえ何とか出来る」と仰って助成金は頂かなかった。
震災の前日に当時高3の娘さんは、小さな地震を体感、一人でおばあさんの49日の蝋燭のお守をしていた時で、ぐらっと来た時にお線香を折って灰に入れてガスの元栓締めて待機した。これは関東出身の田村さんの常日頃言っていたことから、できたこと。
16日の夜仏間で娘さんと枕を並べて寝た・・・そしてその翌朝震災が起こった。その時、田村さんは咄嗟に娘さんに覆いかぶさりそのおかげで田村さん自身が助かった。というのは、そのまま寝ていたら重たい箪笥の下敷きだった。娘さんを庇うつもりの行動が、田村さん自身を助けた。
毎年1月に地元の小学校で防災学習のお話をしている。そして震災関連の紙芝居と体験談などを開催。例えば紙芝居で「日曜日に親子でデパートに行きました、その時グラット来ました。どうしたらいいですか?」など親子で考える内容を開催。実際に震災に遭遇した時にどうするかを考える企画にしている。
娘さんとの体験談を日曜参観でお話しすると親御さんから。大きな共感を得られた。子どもたちには、学校では何処に避難したらいいか?等を先生と考え、そして家ではもし地震が起きた時にどうしたらいいか等を家族で考える。
現在は長田っ子サポート隊として乳幼児の親御さんや子育て中の親御さんや小学校に通っては1年生〜3年生までのお子さんに、本や絵本や紙芝居の読み聞かせをしている。
子どもから大人が元気をもらっている。長田は市民によるユニバーサルデザイン発祥の地でユニバーサルデザイン研究会の一員でもある。