2008年07月29日

7月の放送パート2 避難所で我慢する子どもたち

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7月のトーク2 田村緑さん 元長田民生主任児童委員会長
平成6年1月から子供のことに関して民生員活動を始めた。
震災時には、実は大人たちが、子供達の笑顔で癒されていた。

自宅は基礎がずれてしまい全壊。しかし当時は屋根の瓦が一枚も落ちてないということで、中がぐちゃぐちゃでも外側から見て判断されて「一部損壊」という判定をされた。後で申し立てることも出来たが、ご主人が「うちは屋根がある」「ずれてるとはいえ何とか出来る」と仰って助成金は頂かなかった。

震災の前日に当時高3の娘さんは、小さな地震を体感、一人でおばあさんの49日の蝋燭のお守をしていた時で、ぐらっと来た時にお線香を折って灰に入れてガスの元栓締めて待機した。これは関東出身の田村さんの常日頃言っていたことから、できたこと。
16日の夜仏間で娘さんと枕を並べて寝た・・・そしてその翌朝震災が起こった。その時、田村さんは咄嗟に娘さんに覆いかぶさりそのおかげで田村さん自身が助かった。というのは、そのまま寝ていたら重たい箪笥の下敷きだった。娘さんを庇うつもりの行動が、田村さん自身を助けた。

毎年1月に地元の小学校で防災学習のお話をしている。そして震災関連の紙芝居と体験談などを開催。例えば紙芝居で「日曜日に親子でデパートに行きました、その時グラット来ました。どうしたらいいですか?」など親子で考える内容を開催。実際に震災に遭遇した時にどうするかを考える企画にしている。

娘さんとの体験談を日曜参観でお話しすると親御さんから。大きな共感を得られた。子どもたちには、学校では何処に避難したらいいか?等を先生と考え、そして家ではもし地震が起きた時にどうしたらいいか等を家族で考える。

現在は長田っ子サポート隊として乳幼児の親御さんや子育て中の親御さんや小学校に通っては1年生〜3年生までのお子さんに、本や絵本や紙芝居の読み聞かせをしている。

子どもから大人が元気をもらっている。長田は市民によるユニバーサルデザイン発祥の地でユニバーサルデザイン研究会の一員でもある。


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7月の放送パート1 屋上の防火水槽が吹っ飛んだ!

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7月のトーク1 加藤義雄さん 神戸甲南ライオンズクラブ会長

阪神淡路大震災からはや13年。
日本国内は勿論、各国で地震・災害が起きている
加藤さんのお仕事は震災時と同じ貸しビル業。

貸しビル業者の観点から地震時の対応等を、話していただいた。

東京時に訓練や話を聞いていたが、実際に震災に合うと対処は中々出来ない。日常からの防災訓練は大切ということを実感した。
震災時には他のビルに閉じ込められた人達を助けた。

ライオンズクラブの活動だけでなく、ユネスコでの活動も行っている。自然を大切にする、お子様の教育支援を行っている。
その理念は「3つの幸せ」3つの幸せとは「して頂ける幸せ」「自分で立って歩いたりする幸せ」「自分がしてあげられる幸せ」

図書関係は行政があまり資金を提供してくれないので、本を贈るということを積極的に行っている。図鑑等も必要だが、娯楽に関する本も必要と考え提供している。本を読む習慣は、大切だ。
災害などで図書館などが被害にあい、そこへの支援が行政では後回しになると考えるので図書を配るというところを民間で行っている。

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